赤ちゃんにも使えるアロマ用品とおすすめの精油・使い方の注意点

アロマテラピーインストラクターのつちです。子育てにアロマを活用したいけど、赤ちゃんに使っていいの?といった質問をよくいただきます。

結論から言うと、デフューザーでの芳香浴は新生児からOK。身体に直接塗るものはベビー用でその子の体質に合っているようなら大丈夫です。

アロマ=身体に優しいというイメージを持つ方が多いのですが、精油には1滴に何キロもの植物のエキスが詰まっています。うっかり小さい子に使うと思わぬトラブルになることが。

とはいえ注意点をしっかり守れば、子育ての大きな味方になるアロマテラピー。実際に自分が子育てに活用して「これは使える!」と思ったものをご紹介します。

子が生まれたら一緒の時間にアロマを焚いて…と思っていましたが、そんな余裕はなく、産後4ヶ月くらいからアロマを活用しようと思いはじめました。何年もアロマに親しんでいてもこんな感じです。ご無理のない範囲でお楽しみください。



これだけは守って!

本当に大事なことなので、最初に注意点をまとめます。

  • 精油を直接肌に塗るのは絶対にNG!
  • 芳香浴は新生児からOKですが、強い香りはNG(他にも注意点あり/後述)
  • 精油を含むものを赤ちゃんに塗る場合は慎重に選ぶ

この3点は絶対に守ってください。小さい子にアロマテラピーを実践する場合は注意しすぎるくらいでちょうどよいです。

それでは実際に使ったアロマグッズをご紹介。

ビオ・プラナベベ

生後3ヶ月から大人まで使用できるアロマジェル。メディカルにも対応した精油を製造している「プラナロム社(ベルギー)」のものです。

このメーカーの精油はすべて契約農場でつくられた有機植物由来。個人的には最も信頼しているメーカーです。

ビオ・プラナベベはすばらしい香りで、子育て前から使っていました。産後しばらく忘れていましたが、子供が生後半年のとき咳が出て夜中に起きるように。

白湯はその場しのぎにしかならず、抱っこでもふんぞり返り、親子ともども寝不足の日々。

そんなときにこのジェルを思いだしネットで注文。半分神頼みで使ってみると効果てきめん、咳で泣く子供に塗るとすーっと落ち着き、眠りに戻るようになりました。

満たされた顔で寝息を立てる姿に感動。以後、咳で起きるたびにジェルをぬりぬり。毎度呪いから放たれたように深いため息をつき、やすらかに夢の世界へ。

咳があるときはデコルテ付近と背中の上半分に塗っていました。ヴェポラッブと同じ要領です。クセになると困るので連用はせず、様子を見ながら使いました。

香りの好みや合う合わないもありますが、私と子は本当に助けられました。

咳や寝返りで起きてしまい、眠りに戻れないときに一番効果を発揮しました。蒸し暑い、ゲップが出なくて苦しいなど違う原因で泣いているときにはあまり効果はないと思われます。

ビオ・プラナベベの香り

香りのブレンドはバルサムモミ、ブラックプルース(ヨーロッパアカマツ)、マジョラム、イヌラ。ここにマダガスカル産のバニラエキスを加えています。

ヨーロッパの森でバニラの妖精に出逢ったらこんな香りがするんじゃないかと思うくらい、大人でも一瞬で引きこまれてしまう特別な香り。爽やかな針葉樹の香りとほんのり甘いバニラが融合しています。

特徴的な香りですが、清涼感がありふわーんとリラックスに導きます。子供はいやな顔はまったくせず大人しくジェルを塗られていました。森とバニラの香りは本能的に落ち着くようです。

アロマジェルで子が寝たのは?

理由は3つあると思います

  1. マッサージによるリラックス
  2. 香りの鎮静作用
  3. 精油の作用で呼吸が楽になった

「精油の作用で呼吸が楽に」というのは希少な精油「イヌラ」の作用が大きいと思います。

ちょっと余談、この穴からジェルが出てくるのですが、ゆるゆるでドバーっとなるので寝ぼけているときは要注意です。何度もあたふたしました。

月齢による使用目安

  • 生後2ヶ月まで…使用不可
  • 生後3ヶ月以降…使用OK(目や粘膜には使用しない)

どこで買える?

プラナロムは実店舗での扱いが少なく、ネットでネットで買っています。好きなお店は楽天の「アロマ×アロマ」と「エトワールライフ」。どちらも発送が早く丁寧な対応で好印象。

※アマゾンのリンクは「プラナベベ」での検索結果にジャンプします。

※使用後にトラブルが出た場合は大量の水で洗い流し、かかりつけの病院や専門医に相談してください。

アロモアミニ

とにかく簡単にアロマを楽しみたい!そんなママにはこちら。精油ビンを刺してボタンを押すだけのアロマデフューザーです。芳香浴は新生児からOK。

コンセントと精油瓶を刺す手間はありますが、一度刺したら放置でOK。こちらも産前から愛用。

精油瓶そのままの香りを楽しめるので、家では本物の香りを~という方にぴったり。生活の木の10mlオイルならシングル、ブレンド問わず何でも使えます。

赤ちゃんのリラックスに

昼寝や夜の寝かしつけの際に同じ香りを焚く方法はある程度効果があります。香りに対する反応は本能的なので、小さい子の脳にもきちんと刺激が届くからです。

この作用を利用して、いつも同じ香りを焚いて寝かしつける方も。アロマではなくクラシックや童謡をかける方もいます。「この香り(音)を聞いたら眠るんだ」という習慣づけなので続ければだいたい効果がでます。

寝る前に落ち着いてもらうのが目的でしたら、リラックス作用のある香りがよいです。おすすめの香りは後述。

といっても赤ちゃんはママやお乳・ミルクの匂いが大好き。無理にアロマを焚かなくても大丈夫です。視覚とは違い、嗅覚は生まれたてでも完全な状態、訓練をしなくても鼻が利きます。

芳香浴の注意点

香りを焚いているときにイヤがることをしないこと。香りと記憶は結びつきやすいので、この香り=イヤなことが起きる、と刷り込まれてしまうと逆効果です。

あと、小さい頃から強い香りにさらされると繊細な香りを嗅ぎ分けられなくなることがあるので短時間にとどめ、強い香りは使わないように注意してください。

我が家では…

寝かしつけ前にアロモアミニを使おうかなと思いつつ、やめました。理由は転勤の可能性があったこと、帰省などで使えないときにぐずるのではという懸念があったからです。

実際産後2ヶ月で転勤になり、しばらくホテル暮らしに。自分は「習慣法」はやらなくて正解でした。引越しの予定はなく、実家は近くで帰省もなし!というご家庭はうまくいきそうです。

あとは、決まったタイミングでアロマを焚くことにストレスを感じない方には良いと思います。「タスクが増えた」とプレッシャーを感じてしまうと逆効果。

ママにも使える

授乳中のママにもよいです。母乳・ミルクどちらでも。産前クラスで授乳中は赤ちゃんの目を見てと習いましたよ、でも回数がハンパない上、眠いし微妙に暇。テレビが苦手な自分ですらテレビのお世話になりました。

退屈だったり気分が乗らないと授乳を早く切り上げたくなり、子は満たされずイライラ→自分もイライラという負のサイクルに入ることが多かったです。

そんなときに、アロモアミニのボタンを押して旅番組なんかを見るとちょっとした気晴らしに。20分くらいあっという間です。たとえば…

  • 温泉番組×森林系の香り
  • イタリア食レポ×柑橘系の香り
  • フランス列車紀行×ラベンダー

フランス列車紀行×ラベンダーは雰囲気ぴったり。狭い転勤先の賃貸で「ここは南仏プロヴァンスでは」と錯覚できました。しかし眠くなるのが惜しい。

温泉番組×森の香りは癒されます。森林系の香りは陸の大自然番組なら何でも合います。世界遺産のDVDもよさそう。

毎回精油を換えるのは面倒なので、最初から大好物の香りを刺しておくのをおすすめします。

産後すぐはこんなことをする余裕はなかったものの、授乳のペースが落ち着き、暇を感じる頃にやり始めるとそこそこ楽しかったです。

子供が動けるようになるとコンセントや機器を触ったりするので、月齢が小さいうちの方が取り組みやすいかも?USB対応でパソコンなどから電源を取ることもできます。

どこで買える?

全国の「生活の木」で販売しています。人気商品なのでどこでも取扱があると思います。小さい子がいてなかなか出れない方はネットで。

アロモアミニのお得なショップをリサーチしたところ…ありました。

本体価格のみで、送料無料。しかも10mlの選べるブレンドオイル付で届いた日からすぐ使えます。ブレンドオイルは5種あり、どれ選んでも赤ちゃんも大丈夫な香りです。

アロモアミニについてもっと知りたい方はこちらの記事へ
【詳細レビュー】アロモアミニを使ってみたら快適でした

で、何の香りを選べばいいの?次にまとめます。

精油の選び方

赤ちゃんがいる家庭では「穏やか」「リラックスできる」「香りが強くないもの」この3点を中心に精油を選ぶとよいです。

何よりママが好きだと思う香りを選んでください。産後や授乳中は香りに敏感になる方が多いです。もし無臭が良いと思ったら感性に従うのが吉。

赤ちゃんにおすすめの精油

  • ラベンダー
  • オレンジスイート
  • ベルガモット
  • ティーツリー
  • ひのき
  • ゆず

トップ~ミドルノートのベーシックな香りがよいです。ひのきなどの和精油は日本人には親しみのある香り、三世代同居でも取り入れやすいです。

これを言うとアレなんですが、年齢を重ねると嗅覚の感度も落ちるので、アロマを焚いても同居の祖父母さんは気づかなかったりします。

さらに、一般的に女性の方が嗅覚が鋭いのでおじいちゃんだけが香りに気付かないこともあります。

赤ちゃんは嗅覚の感度がよく、香りをしっかり受け取ります。年齢が高い方に合わせて強く焚くことのないようお気を付けください。

赤ちゃんに不向きな香り(禁忌)

  • ユーカリ
  • ペパーミント
  • イランイラン
  • ジャスミン
  • レモングラス
  • ローズ(特にアブソリュート)
  • クラリセージ

ユーカリは1.8シネオールという刺激成分が多く入っています。

殺菌・抗菌作用にすぐれ大人にとっては助っ人になる成分。しかし小さい子には刺激が強すぎることが。風邪対策にユーカリを使うのは3歳以降がよろしいかと。

イランイランやジャスミンは南国系の強い香り。リラックスよりも高揚感や幸福感のための精油なので不向き。レモングラスも香りが強く、小さい子には不向きです。

ローズとクラリセージといった女性ホルモンに似た作用を示すものも避けたいところです。ママのスキンケアとしてローズのフローラルウォーター(蒸留水)を使う程度でしたら大丈夫です。

おすすめグッズ番外編:ケンソーバスオイル

精油を足して使うバスオイル。ヒマワリ、オリーブ、ホホバなどベビーマッサージにも使える天然のキャリアオイルがベースになっています。赤ちゃんには精油を足さずに使うので番外編に。

ケンソーは国内の精油メーカー。最初に紹介したプラナロム社の製品を輸入販売している会社でもあります。アロマ講師やセラピストの間では有名。

赤ちゃんと入るときはバスオイルのみ、一人で入るときはバスオイルに精油を足してリラックス、子供の成長に合わせて精油を足して~といったマルチな使い方ができる優れもの。

湯が白濁するところもよいです。親子ですべすべ肌になりました。もっと前から使えばよかったと思うほど好き。

この商品の特徴

  • 天然のキャリアオイルがメイン
  • お湯が白濁する
  • 精油は入っていないので自分で足す
  • 子供の成長に合わせて精油を調整できる
  • 湯上り後の肌がすべすべ

年齢による使用目安

使用の目安(メーカーの情報ではなく個人的な見解です)

  • 新生児…使わないことをおすすめします
  • 生後1ヶ月~2歳…バスオイルのみ。精油なしでの使用をおすすめします
  • 3歳以降…体調と肌の状態が問題なければバスオイル+精油1滴からスタート。

いずれの場合も皮膚に異常が出た場合はすぐお風呂から出てぬるめのシャワーでよく洗い流し、使用を中断してください。その後専門医に相談することをおすすめします。

どこで買える?

ケンソーは国内メーカーですが実店舗での扱いが少なくネットが基本です。楽天の「エトワールライフ」というお店で買っています。迅速丁寧なご対応です。

※アマゾンのリンクは「ケンソー バスオイル」で検索したページにジャンプします

※保護者の責任による使用となります。当サイトの情報は参考程度にお考えください。

さいごに

赤ちゃん用のものを買うときは気を遣う&よくわからないで大変だと思います。

アロマが初めての方は精油のことも調べなければならず、混乱する方多数。そういう方に向けて少しでも探すのが楽になればと思い書きました。

アロマはその子の状態にうまくハマると想像以上のパワーを発揮することがありますし、逆にまったく効果なしということもあります。

「これで子供が寝るに違いない」期待しすぎると、うまくいかなかったときのストレスが大きいので「香りを楽しむ」くらいで付き合うのがおすすめ。

アロマをもっとよく知りたいという方は、学んでみるのもよいと思います。いきなり資格だとハードルが高いので、独学で受けれるアロマテラピー検定あたりがちょうどよいです。

アロマを仕事にする・しないに関わらず日常に実益があり、私は学んで本当によかったと思っています。このへんのあれこれはアロマの資格にまとめています。

いつも頑張っているお母さんたち、本当にお疲れさまです!やることが多くて目が回ると思いますが、できる範囲で自分の身体を大切にしてくださいね。