【詳細レビュー】天然精油たっぷり ハーバンエッセンシャルズのアロマタオル

これからの時期は「香るリフレッシュシート」が大活躍。毎夏「生活の木」のフレグランシートを購入しますが、他にもないかなと。

あった、あった。

「アロマタオル?」魅力的なネーミング。しかも個包装でオシャレ~香りも精油そのもの。迷わず購入、はいこちらです。

ハーバンエッセンシャルズ アロマタオル(レモン)※ミニパック(7袋)

「ハーバンエッセンシャルズ」はカリフォルニア州の港町「サンタバーバラ」生まれのブランド。西海岸は時代の先を行くブランドが豊富。

この商品も割高感があるものの(価格はのちほど)完成度が高く、つい手が出てしまう。成分などいろいろ気になる方のために、深めレビューで!



アロマタオルとは?

精油で香りづけをしたウェットシートやおしぼり。日本では「フレグランシート」や「エチケットシート」として販売されていることが多いです。

高級ホテルやレストランでサーブされる「香りつきのお手拭き」も広くいうと同ジャンル。「アロマタオル」はという名称はハーバンエッセンシャルズがはじめたものと思われます。

ネーミングセンスが素敵。

香料は天然精油100%

アロマ好きには嬉しいエッセンシャルオイル100%。レモンはそのまんまレモン!ペパーミントは突き抜けるしっかりミント。夏場のクールダウン向き。

どの香りも、エッセンシャルオイルの恵みを十分に感じられます。

香りが強いと感じる方がいるようですが、オーガニック・低温圧搾の原料にこだわっているから。有機野菜の味が濃いのと同じです。

オーガニック&低温圧搾

本国の公式サイトによると、できる限りアメリカ産のオーガニック精油・低温圧搾精油を調達しているとのこと。

「低温圧搾」というのは柑橘系の精油を得るときの方法で、別名コールドプレス。柑橘系は果皮をつぶして精油を採るのですが、低温圧搾のメリットは…

  • 熱によるオイルの劣化を防ぐ
  • 品質が長持ちする

デメリットは

  • 採れる量が少なくなる

高品質・高コスト。品質重視派には嬉しいこだわり。

商品ラインナップのうち、低温圧搾はレモンとオレンジ。ミントやラベンダー等は水蒸気蒸留法(スチーム)で採取しています。

なんてったって個包装

最も気にっている点。大抵はウェットティッシュのようにベリリと開いて1枚こんにちは。

さほど不満はありませんが、シールが弱くなって乾いたり、大パックはバッグの中でかさばる。夏場のカバンは1gでも軽くしたい!

小荷物派にはたまらない個包装。

アルコール・エタノールフリー

水と精油(油)はそのままでは混ざらず。どちらにも馴染む「エタノール」を使うと仲良くなります。そのため、ほとんどのアロマ用品(アロマスプレーなど)にはエタノールが使用されます。

エタノールは安全性の高い成分ですが、揮発するときに独特の匂いを感じたり、人によっては少々刺激になることが。この商品はエタノールフリーなんです。

どうやって混ぜてる?

ハーバンエッセンシャルズではエタノールを使わず「ポリソルベート20」で水と精油を混ぜています。合成界面活性剤の一種ですが、「合界かっ」と騒ぐほどの成分ではありません。

化粧水などにも使われますし、製品では精油より少ない配合量。必要最低限のはず。むしろ、エタノールたっぷりで「ううっ」となる方が困る。

個人的にはアルコール・エタノールフリーで精油本来の香りを楽しめる方が好きです。

大きさ・厚さは?

縦132mm×横205mm。

「タオル」ということで大きめ、厚めを想像してしまいましたが、フツーの大きさ・薄手の不織布シート。

セブンイレブンのおしぼりより小ぶりで、JALのクラスJや国際線のおしぼりの方がずっとご立派。

大判厚手が好き!という方には物足りないかも。

アロマタオルの使い方

きまりはありません。自由に心地よい方法で。

  • 心身のリフレッシュ
  • 汗をかいたとき
  • お手拭き
  • 緊張しているとき
  • 寝る前にリラックス
  • ヨガマットのクリーナー
  • キッチンのリフレッシュ
  • 来客時のおもてなし

バスタブ・足湯に

不織布なので、シートが水に溶けてしまう心配なし。お湯につけるとうっすら香りが広がります。旅先、出張先で入浴剤がない時にもお役立ち。足湯にも便利。

機内持ち込みにも

長時間のフライトや移動。カラダはもちろん、メンタルも疲れます。そんなときにこれが一枚あると、リラックス&リフレッシュ。

スプレーのように飛散の心配がなく、周りに気をつかわず使えます。ANAのビジネスクラス以上のアメニティにある「アロマシート(@aroma製)」的な。

ANAのアロマシートはタオルではなく、カード状の厚紙にある小さなプラスチックをプチっと押し、鼻を近づけると香るしくみ。

ローズマリーなどの爽やかブレンドのようです。

基本エコノミーのわたくしめは、アロマタオルで代用。

香りのラインナップ

香りは全7種、ミックス1つ、全8種のラインナップ。

  • レモン
  • ペパーミント
  • ラベンダー
  • ミックス(レモン、ペパーミント、ラベンダー)
  • ユーカリ
  • オレンジ
  • ヨガ
  • ペット

リフレッシュしたいとき

レモン or ペパーミント。

心を軽くしたいときはレモン。スカっとしたいときはペパーミント。どちらも好きという方はミックスを買うとレモン、ペパーミント、ラベンダー3種を楽しめます。

万人受けならレモンかなと。

刺激が強いのは?

ペパーミント。

超スースー系、体に使うとしばらく冷涼感がつづきます。ユーカリは好みが分かれるところ、精油自体の香りが強く、アロマタオルになってもしっかりとした香り。

寝る前・リラックス

スリープブレンドの常連、ラベンダー、オレンジがおすすめ。ハーバル系が好きならラベンダー、前向きになりたいときはオレンジ。

蛇足ですがラベンダー×オレンジのブレンドはアロマ界では鉄板です。典型的なハーバルシトラス。

どれが人気?

レモンとペパーミントのようです。レモンは夏になると売り切れることも。

人によってはレモン臭が強いと感じるようです。香りに敏感な自分でレモンはギリOK。不快さはないです。

色々試したい方用に「ミックス」という選択肢があります。内訳はレモン×7、ラベンダー×7、ペパーミント×6の計20袋。

全種類の取り扱いがあるショップはこちら。

注意点

使用感

天然の精油をつかっているため、わずかにペタっとする感じが。パウダー入りの制汗シートに慣れている方、サラサラ好きの方には向かないかも。

光毒性

レモン精油の光毒性を心配する方がいらっしゃるかもしれませんね。過度に気にする必要はありませんが、不安な方は炎天下で素肌に使うのはやめた方が。

訴訟大国のアメリカで何も起きてないならダイジョウブでは?と思っています。

ちなみに「柑橘系=光毒性」と勘違いされがちですが、違います。

光毒性あり
ベルガモット、レモン、グレープフルーツ、ビターオレンジ(果皮)、圧搾法で抽出したライム

光毒性なし
オレンジ、ビターオレンジの花(ネロリ)、マンダリン
レモングラス、メリッサなどレモンに似た香りがする柑橘系以外のもの

光毒性がある精油でも、原因物質をとり除いたフロクマリンフリー(FCF)のものは大丈夫です。

価格 2023.04更新

 商品価格(税込)1袋あたり
7袋(ミニ)1,386円198円
20袋(通常)3,080円154円

2023年4月追記
この春に価格が改訂されたものの、値上げ幅はわずかでひと安心。

ミニパックは一回200円近くと、普段使いにはちとお高い。ちょっとしたプレゼントにはちょうどよい価格。

自分用でしたら通常サイズの20袋が断然お得。

ひと工夫してプチギフトに

バラマキなら、数種類を100均の透明袋に詰め合わせるだけで香るプチギフトに。2種類+お菓子なら400円以内で1人分が完成。

近頃は500円以内で気の利いたものは少なく。そういうときは自作。こういうプチギフトを作っておくと、何かあったときにササっと渡せてめちゃ喜ばれます。

どこで買える?

店頭はコスメキッチンで取扱があります。

ネットは楽天・アマゾンではそこそこ豊富。夏になるとレモンやミックスは品薄気味。

チョイスを迷う方はレモンかミックスがおすすめです。ミックスの内訳はレモン×7、ラベンダー×7、ペパーミント×6。プチギフト作成にはミックスがよさそう。

さいごに

軽くお気に入りを紹介~のつもりで書いたら長文に。アロマ好き、リラックスグッズ好きの方ならストライクのはず!

日常のワンシーンで、季節に合わせたアロマライフを楽しむ。時間やタスクに追われる方は、ちょっとした息抜きで心も元気になりますよ。