WEBの職業訓練で友達ができました。その子が参加する女子会に顔を出すようになり。
ただ集まるのではなく学びもある会。仲間内では「女子力向上委員会」(略称JKI)と呼んでおります。そのJKIで「アロマセミナー」を担当することに。
誰かの知識を楽しく学ぶ
女子力向上委員会は「自由なお題で楽しく学ぶ」がモットー。
- 誰かが「先生役」として講義
- 内容は先生の得意分野でOK
- 場所は誰かのお宅
- 講義後にお茶タイム
- ホストにはお茶代として1人500円をお支払い
大枠はこんな感じで、集まったときに次回の先生と講義内容を決めます。
参加するしないは自由、先生によるレジュメの作成はどちらでもよし、講義時間も先生のさじ加減で~とゆるさがちょうどよく。
主婦メインなのでベビちゃん連れもOK。みんなでお世話します。
得意分野なんてないよ…!という方もいますが、そんなことはないです。趣味や仕事が他の人にとっての「学び」として成り立つんです。
はじめてのアロマセミナー
先生の番が来てアロマセミナーをさせてもらうことに。場所は自宅。メンバーは全員アロマ初心者。
上述のとおりゆるーい会ですが、今後の活動を想定してそこそこ準備しました。
ビギナーさん向けということで、お題は「今日からつかえるアロマテラピー」
内容は迷ったあげく、6つの目次をつくりました。
講義の内容は…
講義時間は1時間ほどを予定、レジュメの目次はこのように作成。
- アロマテラピーとは
- 精油について
- ケモタイプ精油とは
- ケモタイプ精油の選び方
- 精油ラベルの見方
- 虫よけアロマスプレーづくり
振り返ると3~5は難しすぎました。誰もそこまで求めていなかったと思います(反省)
ケモタイプって何よ?という方は以下をどうぞ。ご興味ない方は飛ばしてくださいませ。
「ケモタイプ精油」とは
植物に含まれる成分を化学的に分析して、特徴的な成分の含有率で植物を分類・同定するという考え方。
たとえば「ラベンダー」といっても産地や種類によって、香りや心身への作用が変わります。期待できる作用が変わるなら同じ品種でも分けて考えようね。ということ。
お米が「銘柄」や「産地」によって味や価格が違う(=含まれる成分が違う)のと似ています。
準備したもの
ご参加は4名+1歳のベビちゃんおひとり。
まず、講義に最低限必要なもの。
アロマのお話はレジュメなしでも大丈夫ですが、進行役としてはあると楽。クラフトがある場合はレシピを渡すと親切です。
- 精油(エッセンシャルオイル)
- レジュメ
精油は家に15種ほどがあり十分でした。レジュメは目次に沿って自作。
それからアロマクラフトの基材と用品。アロマスプレーはよく作るので全て家にありました。
誰かが盛大にぶちまけても足りなくならないよう、精製水のみ1本買い足し。
- スプレーボトル(人数分)
- 精製水(500ml)
- 無水エタノール(500ml)
- 計量用ビーカー(小)
- 漏斗(じょうご)1本
加えてベビちゃんのケア用品。精油がついた手で小さい子の顔を触ったりしたら大変。
- ベビちゃん用の毛布×2
- よく濡れたおしぼり(ひとり一本)
講義中お子に触れる際には手を洗うこと。手を洗えない場合はおしぼりでよく手を拭くこと、ベビちゃんの届くところに精油を置いかないことをお願いしました。
精油によるお子さまの肌トラブルは多く、言い過ぎくらいでちょうどよいです。
ご参考までに、そのときのレジュメ(表紙&裏表紙)
内容のパクりは全然OK、こんなペラいのを転用するとは思えませんが、お商売にこのまま使うのはいかんです(ご自身のためになりません)。
セミナー代は?
ホスト兼先生+クラフト制作ありで、セミナー代は自由に設定してよいとのこと。
結局、通常のホスト料500円のみにしました。初経験でむしろこちらが勉強させてもらう側だったからです。
通常ホストが用意するお茶菓子は、クラフトの準備があるからとみんなが持ち寄ってくれました。
ホスト料を兼ねたとはいえ、500円×4名=2,000円
はじめてのアロマでの収入、今までにないほど500円玉4枚の重みを感じました。
事業としてアロマスプレーづくりを主催する場合
容器や精油などの必要経費だけで300~500円かかります。人数によりますが、スプレーの場合の参加費用はおひとり1,000円~が目安になると思います。
どこかに場所を借りるときは、場所代も考えることに。
みんなの反応
アロマの話より断然、クラフトづくりが盛り上がりました。
「虫よけアロマスプレー」の予定でしたが、ご要望により好きなアロマスプレーをつくることに。
慣れれば1分で作れるほど簡単。それでも大盛り上がり。
エタノール、精油、精製水を混ぜるだけですが
「ギャー!こぼれたぁ」
「この精油くっさ!」
などいろんな声が響きます(笑)
自分で香りをカスタムできるのが楽しいとのこと。うんうんわかります。
学べるだけではなく「お持ち帰りできる成果物」が嬉しいようです。なるほど。
スプレーのオカワリ発生
アロマスプレーは好評で、次の集まりで空ボトルを持ってきてくれて「お金払うからこんな香りで作ってくれい」とオカワリのご依頼が。
身内から儲ける気はないので精油代のみ、1本300円ほどでお受けしていました。頼む方も精油やエタノールを揃えるより安上がりです。
お金うんぬんより、みんなが喜んでくれたことやアロマテラピーが広がっていくのが嬉しかったです。
今回のまとめ
「はじめてのアロマセミナー」は半分失敗、半分成功。
失敗点は小難しい話をしてしまったこと。
私の知識をお披目する場ではなく、参加する方が楽しめることが大事。
良かった点はクラフトづくり。ビギナーさんが自分で挑戦すると手間がかかります。
好きな香りをチョイスして手を動かすだけ、片づけもなし。と「いいとこ取り」が主婦には大ウケでした。
楽しみ重視のアロマセミナーにはクラフトが鉄板だなと。
このあと、アロマの事業化に向けて本格的に動き出すことに。
さて次回はアロマを仕事に⑥ 実店舗でアロマクラフト販売をやってみたらこうだった!をお送りします(配信済)