アロマを仕事に⑪ 自宅でサロン開業する?ハンドセラピストの取得

自宅でアロマセミナー、サロン(美容室)での出張セミナーを経験。

ベストを尽くしたつもりですが、これが自分の道だ!と感じるには至りませんでした。

そのときの話はこちら

アロマを仕事に⑩ サロンでのセミナーオファーが!当日のレポ&反省

自己分析では「多人数よりマンツーマン向き」と気づき。

1対1でアロマを人のお役に立てるには?と考えた結果、自宅でのサロン開業を検討し始めました。

今回こそ着地なるか。



どんなサロンにしよう

かねてより、子育て中のママが癒される場所をつくりたいと思っていました。

当時は子どもがいなかったのですが、同年代は育児の真っただ中。話を聞くだけでげっそりするほどの労働です。

育児のことはからっきしだけど、子育てのお役に立ちたい気持ちは満々。理由はわかりませんが、どうも女性が好きなようで。

お子さま連れで充電できる場所をつくったら、少しは助けになるかもしれないと。

何を提供するサロンか

お子連れOKのプライベートサロン。といってもどんなサービスをご提供?

インストラクターの自分にできることは、香りのカウンセリングや、精油によるヒーリング、クラフトづくり体験といったところ。

でも、それだけのためにお金払って来ないよなぁと。

よほど人と話したくてお金に余裕がある方は来てくれるかもしれませんが、経済的に豊かなら他の選択肢をとるはず。

子連れでトリートメントを受けられるなら需要があるかもしれないと思いました。

しかしインストラクターは知識専門、トリートメント実習を受けておらず。

アロマトリートメントは無資格でも法に触れませんが、知識だけの人に触られるのは御免だと思います。自分なら遠慮したい。

2016年に新設された「アロマハンドセラピスト」のことを思いだしました。

アロマハンドセラピストとは

「アロマハンドトリートメント」を提供できるスキルを認めるもの。

セラピストは全身のトリートメントを学びますが、ハンドセラピストは「ひじから下」限定。

ひじから下?と思うかもしれませんが、着替えやベッドなしで行うことができる「ひじ下のトリートメント」はボランティアや店頭などでの需要あり。

お子連れでいらっしゃる方にも、ハンドトリートメントがよいのではと考えました。

なぜハンドトリートメント?

設備投資とお子連れの点から考えました。お散歩ついでにリラックス~くらいが「ちょうどいい」のかなと想像。

  • 施術ベッドが不要
  • スタッフは自分のみ
  • 突然の授乳、オムツ替えなどが想定される
  • 長時間はお子の機嫌が傾くかも
  • サクっと&安価な方が嬉しいのでは

こんな理由です。

リフレッシュが目的と思われますし、家事の合間にいらっしゃるはず。120分の全身フルコースより、お財布にやさしいショートの方が需要があると思われました。

ハンドセラピスト講座に申込

…と、ここまで考えたところで「アロマハンドセラピスト」の講座に申込。

5時間の講座&実習。筋肉のつき方やトリートメントの心構えなどを学び、セラピストさんから手ほどきを受けて実習。

プロに教えてもらうとそれなりに手を動かせるように。熟練セラピストさんのようにはいきませんが、練習を重ねればモノになりそうです。

マッサージ好きのおっさん(夫)に試したところ、お金をいただいても問題ないとのこと。自信が持てました。

アロマハンドセラピストの取得費用

ハンドセラピストの取得費用は2~3万円。パートとはいえ本業(WEBライター)の仕事があるお蔭で家計を気にせずに投資できました。

アロマハンドセラピストについての詳細はアロマハンドセラピストの取得費用と活かし方は?受講して気づいたことにまとめています。

ハンドセラピスト取得。が…!

受講後に手続きをすると、アロマハンドセラピストの資格認定書が到着。

インストラクター&ハンドセラピストとなり、提供できるサービスの幅が広がりました。

アロマクラフト販売の時点で開業届は提出済。個人事業主になっているし、屋号もある。あとは開業準備をするだけ!

と思ったら別の問題が。

自宅開業にありがちなヤツです。

開業届って?という方はアロマを仕事に⑧ 個人事業主になるために~開業届を出しましたをご参照。

賃貸&社宅扱いの我が家

これは薄々わかっていましたが。。趣味程度の開業なら、こっそりできるかなという考えがありました。

居住用の物件は客商売NGが多いです。築年数が経ち価値が低くなると商用OKになることも。

管理会社orオーナーさんにOKをいただけるなら最高。しかしおっさんの会社名義で借りているため、余計な質問でこじらせたくない。

ビビって確認をしませんでした。やるなら隠密活動ということに。

隠密ということは…

コッソリ開業の一番の問題点は集客と信頼度。

ホームページやチラシにはざっくりの住所を掲載し、予約が入ってからお伝えすることに。お客さんとしては不安があると思います。

自宅でちんまり開業のときは友達にモニターになってもらい、クチコミで広がるのが理想的。

プライベートな空間ですし、知り合いからつながるのはこちらも安心です。

しかし、ここはおっさんの転勤先。近くに子育て中の知り合いはおらず(自宅セミナーをしたときの友達は隣の県)。

場所があいまいでクチコミもない個人サロンに行く気になるか…自分なら行かないだろうなと。

結局こうなりました

やりたい気持ちはすごーくあるものの、以下の点から見送りに。

  • 管理会社に許可をとっていない
  • 夫の会社名義で家を借りている
  • 場所を公開できない
  • 近くにモニターをお願いできる知人がいない

資格まで取っておいてやらんのかーい!とまたツッコミを受けそうです。ほんとお騒がせしています。

地元の持家でしたら即トライしていたと思います。転勤先&社宅扱いの賃貸で開業するのはむずかしいと痛感。

ちなみに、こんなコピーを考えていました。

女性のためのプライベートアロマテラピーサロンがオープン

アロマテラピーインストラクター/ハンドセラピストが五感を穏やかに癒す、自分のための時間。
1ヶ月からのお子さま同伴OKです。

(以下略)

自分は地元に帰るまでおあずけ、10年以上戻れないかも。どなたか実現していただける方ぜひ!

子育てを経験している今は、そんなサロンがあったらいいなぁと思います。

ハンドセラピストを活かせず残念。でも活動の幅が広がったと考え、有意義な投資と思うことに。

 

次回はアロマの資格を外で活かそうとしたときの話。

第12話:アロマを仕事に⑫ アロマの求人に問合せをしたら、まさかの対応だった件