[レビュー] なぜ世界最高峰?ネクタロームのアルガンオイルの凄さを解説。

アロマテラピーインストラクターのつちです。

数年ぶりに美容オイルに感動。よく知っているアルガンでここまで驚くとは思いませんでした。

スキンケアに使うとふわふわ艶肌。髪は一晩でつるんです。(しかも20mlは2千円代)

「オーガニック」や「ピュア」といった文言に踊らされてきたので最初はすこーし疑っていました。が、不安をあっさり吹き飛ばすクオリティ。これぞ真のピュアオイル。

製品名:ネクタローム オーガニックアルガンオイル

これは本当にすごいです。香りと色からしてこれまでのオーガニックアルガンとは段違い。

まず、アルガンらしさと思っていたねっとり感がなく、さらっとしています。そして、とれたてのアルガンの実の袋に顔をつっこんだような、フレッシュなナッツの香りがふわーん。

今までのオーガニックアルガンは何だった…?使う前からしばらく悩む感じです。

世界の5星ホテルとして名を馳せるマンダリンオリエンタルやフォーシーズンズのスパで採用されるのも納得。

画像はかつて訪れたマンダリンオリエンタル バンコクのスパ。そこで使われていたオイルやスクラブはいずれも超一流でした(施術後にお品を拝見)。

ブランドイメージも大切な一流スパでは、製品の効果だけではなく、製造過程や企業姿勢も問われます。そこに名を連ねているのであればもう間違いないということで。

実際、ネクタロームは世界で最も厳格といわれるエコサート認証に加え、アメリカのUSDA認証、化粧品の安全性にかかわる国際基準であるISO22176も取得

これらは一度取得すればよいものではなく、認証を維持しつづけるのは大変なことなんです。

メーカーなどに勤務経験のある方でしたら、ISO監査時期の担当者の忙しさっぷりを目の当たりにしているはず。

このネクタロームのアルガンオイルが世界最高峰とされる理由と使用レビューをじっくり解説します。

[公式] ネクタローム オーガニックアルガンオイル 商品一覧ページ

8つの等級分けで最高グレード

初耳の方が多いかもしれませんが、アルガンオイルは採集方法や製造工程の違いにより8つのグレードに分けられています。

グレードを分けるポイントは3つ。

アルガンオイルのグレード分けのポイント
  • 木からどうやって採集したか(人 or ヤギ)
  • 種の中にある核を焙煎するか(生 or 焙煎)
  • 抽出時に熱をかけるか(ホットプロセス or コールドプロセス)

それぞれのポイントによって等級がどのように変わるのかを表にしました。1→8の上から順に高グレードとなります。

グレード採取方法焙煎の有無圧搾方法
1ノンロースト(生)コールドプロセス
2ノンロースト(生)ホットプロセス
3ロースト(焙煎)コールドプロセス
4ロースト(焙煎)ホットプロセス
5ヤギの便ノンロースト(生)コールドプロセス
6ヤギの便ノンロースト(生)ホットプロセス
7ヤギの便ロースト(焙煎)コールドプロセス
8ヤギの便ロースト(焙煎)ホットプロセス

まず採取方法(人orヤギ)の時点で大きく分かれますね。

ヤギの排泄物から採取する場合は、その先の工程で「ノンロースト・コールドプロセス」を辿ったとしてもグレードが4ランクダウン。木からどうやって採ったかが大事で、もちろん理由もあります(後述)

にも関わらず、アルガンオイルの等級分けが広く知られていないのは、売る側の都合がよくないからだと思います。

ではそれぞれを詳しくみていきましょう。

[公式] ネクタローム オーガニックアルガンオイル 商品一覧ページ

ポイント① 木からどうやって採集したか

まず、木からの採取が「人が収穫」or「ヤギが食べる(便から種を採取)」で分かれ、人による収穫の方が上位グレード。理由はヤギが消化した実は酸化が進んでいるためです。

アルガンの樹は年に1度、5~6月頃に実をつけます。そこを狙っているのがヤギたち。アルガンの樹はトゲが多いにも関わらず、実を食べるためにトゲを避けて登る術を身につけたそう。

こんな風に思いっきり登っています。進化ってすごい。

ヤギは熟す前の実も食べてしまうので、出荷用のアルガンの実をとるエリアでは「番人」なる方がヤギから実を守っているそうです。

ネクタロームのオーガニックアルガンオイルはすべて人が集めた実を使用しています。この時点で全8グレードのうち上位4グレードに入ることが確定します。

ポイント② 種の中にある核を焙煎するか

次に核の焙煎(ロースト)の有無で、生の方が高品質とされています上の画像のクリーム色の部分が核です。

生の状態のままを「ノンロースト」、焙煎するものは「ロースト」といわれます。

焙煎は香りを立たせたい食用のアルガンオイルでよく見られます。

スキンケアに使う場合はノンロースト(生)の方が肌なじみがよく、ノンローストよりもグレードが高いとされます。

もちろんネクタロームのオイルはノンロースト。人による採集+ノンローストの時点で8グレード中上位2グレードに入ることが決まります。

ポイント③ 低温・高温どちらで圧搾するか

最後にオイルの抽出方法。コールドプロセス(低温圧搾)とホットプロセス(高温圧搾)に分かれ、それぞれメリットデメリットがあります。

手間はかかりますが天然成分を多く残せるのはコールドプロセス、効率よくオイルを抽出できるが熱により成分が壊れやすいのがホットプロセスの特徴です。

ここで先ほどの表をもう一度。

3つの工程を踏まえて高品質な順に並べるとこのようになります。

グレード採取方法焙煎の有無圧搾方法
1ノンロースト(生)コールドプロセス
2ノンロースト(生)ホットプロセス
3ロースト(焙煎)コールドプロセス
4ロースト(焙煎)ホットプロセス
5ヤギの便ノンロースト(生)コールドプロセス
6ヤギの便ノンロースト(生)ホットプロセス
7ヤギの便ロースト(焙煎)コールドプロセス
8ヤギの便ロースト(焙煎)ホットプロセス

ネクタロームのアルガンオイルは「人による収穫・ノンロースト(生)、コールドプロセス製法」つまり最高グレードです。

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ネクタロームのアルガンオイルを使ってみた感想

まず香りがすばらしいです。ノンロースト・コールドプロセスならではのライブ感のある実の香り。精油ではありませんがウッド系の精油を嗅いでいるような穏やかな気持ちになります。

強いていうならローズウッドとサンダルウッドを混ぜてものすごく希釈した感じ。マツのような爽やかさもわずかに感じます。

もし成分を調べれば何らかの安息成分が見つかるのではと思うほど。

スキンケアでは化粧水のあとの美容液がわりに使用。しっとりと肌になじみ、ぴたっと収まります。そしてのせた瞬間から肌がやわらかくなる不思議。

量を間違えなければベタつきやギトギト感はないですね。

翌朝の肌はしばらく見かけなかった柔らかさと艶が復活。ふわふわぴかーんを久しぶりに見ました。

スクワランや馬油も好きですし他のアルガンも使ったことはありますが、ネクタロームのアルガンは肌のふわふわ具合がすごいです。

シンプルケアの方でしたら化粧水→ネクタロームのアルガンでも全然いけると思います。

そしてそして、髪がさらに感動。一発で髪の艶ハリが復活。

しかし髪全体にきれいに塗布するのはなかなかむずかしい。

試行錯誤の結果、もっとも効果的かつ成功しやすい使い方(髪)はオルビス「エッセンスインヘアミルク」とのブレンドでした。

もともとオルビスのヘアミルクは「オイルとのブレンドができますよ」という設定で、リピーターの中には髪用オイルと混ぜる人もけっこういます。

自分もミルボンのエルジューダシリーズと合わせることがありましたが、ネクタロームのアルガンとの組み合わせは破壊力がすごいです。

「ヘアオイルで何とか艶ってます」ではなく「艶がある若髪」に戻れるんです。

両者の配分はオルビスのいつもの量にアルガンを1・2滴追加。ブロー前後のいずれかでよく髪になじませると髪年齢マイナス5歳はいけるような。

髪のハリツヤでこんなに顔周りの印象って変わるのねと実感。

エッセンスインヘアミルク×ネクタロームのアルガンはヘアケア部門最強のエイジングタッグになりました。

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そもそもアルガンツリーとは?

アルガンの樹(モロッコ)

全世界でモロッコ南西部にのみ生きるアルガンの樹。からっからの大地で青々とした葉が茂る秘密は根にあります。

張りめぐらされる根は7m以上になり、時には深さ30mの地下水に到達することも。幹の近くだけではなく周辺一帯から水を得て数ヶ月間の乾季を過ごします。

干ばつの際は葉を落として休眠状態となり、そのまま数年生きられるというから驚き。このように乾燥にめっぽう強いザ・生命力の樹です。

そんなモロッコの至宝の恵みを体感できるネクタローム。アルガンオイルが好きな方にはぜひ一度使っていただきたい推しオイルです。

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