2015年10月、アロマテラピーインストラクター試験になんとか合格。引越し先の大阪で仕事を探しはじめました。
お仕事探しをした媒体はAEAJ 求人一覧表(外部リンク)
資格を取得したAEAJ(日本アロマ環境協会)の公式サイトに掲載されています。
しかし、求人情報をよーく見ると現実が見えてきました。
目次
AEAJ「求人一覧」での探し方
まず、探し方について簡単に。
協会の「求人一覧」ページではこんな条件で絞込検索ができます。
- 地域
- 希望条件(どの資格を活かすか)
- 仕事内容(接客・講師など)
- 雇用形態(正社員、パートなど)
「募集終了分の求人情報も表示する」にチェックを入れると過去分も閲覧可能。
当時検索した条件は…
- 地域:近畿(県別にはならない)
- 条件:アロマテラピーインストラクター
- 仕事内容:チェックなし(全て)
- 雇用形態:チェックなし(全て)
何件かヒット。
記憶では5~7件ほど。時期やタイミングによります。
求人の詳細を見てみると…
ヒットした案件を見ると、接客・販売と講師が半々くらい。
販売は生活の木や個人のショップだったと思います。
講師は大手スクール、個人スクールいろいろ。
接客・販売で求められるスキル
よく見た条件は
- アロマテラピーアドバイザー
- アロマテラピーインストラクター
どちらかを取得していれば応募可能な案件が多かったです。
検定1級でもOKというお店もありますし、インストラクターのみ募集のところも。
細かい就業条件はさておき、インストラクターは販売職の応募が可能なようです。
では「講師」はどうでしょうか。
講師に求められるスキル
合格前は、インストラクターを取得すれば講師になれると思っていました。
半分は合っていて、半分はマチガイでした。
よく見た条件は…
- 個人スクール:インストラクターでOK
- 大手:インストラクター&セラピスト
大手はさらに、トリートメントの実務経験者が優先。
「インストラクター」+「セラピスト」+「実務経験」。サラリーマンに置き換えると、同期に一目置かれるバリキャリです。
ひよっ子インストラクターは論外。
条件きびしいっす…。
と思ったものの、冷静に考えると当然かなと。
理由はこのあと。
講師にあると尚よいスキル
大手スクールの求めるスキルにあった「インスト」+「セラピスト」+「実務経験」
この要求は大変理にかなっています。
インストを目指すときに受講する「アロマテラピーインストラクター標準カリキュラム」には
- タッチング論
- ボランティア論
- ホスピタリティとコミュニケーション
- 解剖生理学
といった、サロンでのトリートメントにつながる内容が含まれます。
私は札幌の個人スクールでインストラクター標準カリキュラムを学びました。
当時の先生は二人。
まず、オーナー先生は「インスト+セラピスト+実務経験」。
加えて、過去大手化粧品会社に勤務&NARDのインストも取得、サロン経営。とバリキャリどころか経営者さま。
講義では現場の裏話、セラピスト時代に感じていたプレッシャーなど、経験者ならではの熟成されたお話がたっぷり。
アロマとサロン両方のプロとして流れる水のごとくの知識。
吸収するこちらもフル回転。
もう1名の先生はインストラクターを取得、セラピストに向けて学習しながら講義をご担当。
字もお顔もキレイで見とれていたら、講義が始まると面白系。リアルタイムで勉強している先生は身近な存在、オーナー先生とのバランスがちょうどよく。
この先生達から学べて本当によかった~と今でも思います。
今の自分が講師になっても、こういった講義とはほど遠いと気づきました。
でも最初はうまくできなくて当然、気にしていたら進めない。
で、どうしよう?
いきなりスクールの講師は早いのでは?という考えが浮かんできました。
えいっと飛び込むのもアリですが、大阪のスクールは個人でもレベルが高そう…と尻込みもありつつ。
焦らず、落ち着いて考えることに。
思っていたより小心者だなぁと。はじめて地元を離れるとこんなもん?
追記
その後のセミナー経験で「人前で話すことに喜びを感じないタイプ」と判明。そもそも適性がなかったというオチでした。
接客・販売は?
講師よりハードルが低い販売はトライできるかも。
リーマン時代は本社・企画などの後方支援系。お客様の前に立つことはなく。
そういえば学生時代は接客メイン。10年ぶりだけど、そのうち慣れるさと検討をはじめました。
が、ちょっと調べて気づいたのが
- シフト制(夜もある)
- 土日祝は基本出勤
当たり前じゃないの!とツっこまれそうですが、長らくの会社員生活で失念しておりました。
今となってはこの条件でも良いですが、当時は単身赴任先に合流したばかり。家族とのバランスを考え、できれば平日に働くお仕事を探そうと。
新天地でアロマを仕事にと、はりきってたじゃないのアンタ。とお叱りを受けそうですが、これが私に起こった現実でした。
2年後、販売職に応募しかけたときの話はアロマを仕事に⑫ アロマの求人に問合せをしたら、まさかの対応だった件にまとめています。
順番、違わない?
と、いきなりコケたのですが、気づいたことが。
このとき、最寄り駅からどこに行けるかすらわかっておらず。どの店で何が買えるかも未開拓。おっさん以外の知り合いはナシ。
それなのに仕事を探しまくって順番違わないか?と。まず新しい土地に慣れ、人とのつながりを持ちながら考えた方がいいのでは?と。
目が覚めました。
慣らしと情報収集
正気に戻り、多少はマシな行動がはじまりました。
中心部に出てアロマ関連のお店をチェック。店員さんとの会話で大阪弁のヒアリング練習(大真面目、敬語やちょっとした言い回しなど、違う点がたくさん)。
勉強したことを忘れないようテキストをめくりつつ、AEAJのサイトで求人を閲覧&タウンワークを熟読。
ところで、おっさんしか話相手いないってどうなんよ?と外に出ることに。
これが新たな気づきのきっかけになりました。
アロマを仕事に③ 意外なところで資格を活用@ヨガスクールへつづく