【詳細レビュー】圧倒の品格。クレドポーのグロス”チャーム”が手放せない

これには参りました。

お値段など気にならない完成度。非の打ちどころなし。

このグロスさえあれば、どこへだって行ける。自信がないときも、これさえあれば。

むしろ、唇だけが飛び級昇格。他もきちんとしないと!と襟を正したくなり。

3ヶ月じっくり使ったので詳細レビュー。

クレ・ド・ポー ボーテ ブリアンレーブルエクラ 3 チャーム

パケも極上ですが、クレドですから驚くことはなく。

他の追隋を許さないほどに突き抜けた「使い心地」「仕上がり」「美しさ」。ジブンの唇ってここまで素敵になるんですか。

コスメ友の前でこれを塗ったら「最高!素敵!」とかつてない大絶賛でした。


「チャーム」は全8色の中でも落ち着いた雰囲気ですが、品格は最強クラス。肌色問わず知的度がぐーんと上がります。

ブルベ冬敏感肌(クレドのカラー診断はPO10)唇は輪をかけてビンカン。色のついたリップはデパコス・自然派・プチプラ問わず何でも剥けまくり。

エスティ婚活リップ、ディオールマキシマイザー、ベアミネラルGEN NUDEなどあらゆる名品で玉砕。国産はRMK、IPSA、SUQQU、ルナソル、MIMC等々も全滅。

結局剥けないのは「トムフォード」と「クレドポー」だけ。お値段がよろしゅう…。

トム様は普段使いカラーが少なく、クレドの “ルージュエクラC” を塗りまくり。

最強のチーク「SUQQU彩陽炎」でベージュメイクに目覚め、リップも刷新するべく2018.01.21の発売直後にクレドのカウンターへ。


色感

ノンパールのベージュピンク。
オトナの雰囲気。

カウンターに8本が並ぶ中、最初は何の印象もありませんでした。フツーの色だねと。

地味に見えるこのカラー、唇に乗せると突然美しさを放ちます。

公式サイトのキャッチコピー(カラーごとの説明)には

クリアクォーツの7色のプリズムが放つ穏やかな生命力と透明感。

訪問前に全カラーを拝読したものの、なんのこっちゃでした。

今になればよぉーくわかります。特に「穏やかな生命力と透明感」まさにこの文章を体現できます。

そのヒミツは質感にあり。

質感

スティックを抜くとやや重めのねっとり系。ベタリと伸びにくいかと思いきや、塗るとすっと唇に溶け込みます。

重すぎず、軽すぎずの絶妙な感覚。ちょうど良しとはこのこと。

全体に一往復。あらゆる問題がすべて補正され、このグロスまんまの唇に。

「プリズム」とありますがこのカラーについてはラメやパールではなく。あくまで液体の光コントロールで控えめなツヤが誕生。

限りなくお手入れをした唇に、丁寧にほんのりルージュをのせたような。

それでいて抜け感があり、本来の唇も透けています。トラブルは見えずいいところだけがすこーし見える。

美肌の人が粉だけはたいたときのライヴ感に似てる。

まさに「穏やかな生命力と透明感」脱帽。

利用シーン

リップと重ねると俄然フォーマル・お出かけ。単品ではオフにも似合う軽やかさが。

ジャケット&パンプスに対応できる上に、休日のリラックスメイクにも。

他のポイントメイクがいまいちでも、これを塗ると全体が整います。

しっかりメイクにはリップと重ね使い、ライトなメイクにはかるーく乗せて。

ブルベに超おすすめの重ねリップは後述。

塗り方

テクはほぼ不要。

引き抜くと適量に調整された液が出てまいります。このへんは流石。

きなこねじりのようなスクリューブラシが大変使いやすく、唇の凹凸にフィット。細かいところまでコストを惜しまないクレドらしい配慮。

きなこねじりでササーとなぞるだけで、みるみる美しい唇に。

強いて言えばグロスは重ねすぎないこと、塗ったあとに唇を合わせないこと。

滑らかなので上下を合わせるとズレて端に溜まります。特にこのカラーはノンパールなのでズレが目立ちます。塗ったら触らない、これ大事。

ほぼ毎日使用で3ヶ月経過しましたが、まだ残あり。減ってる感はあるのでそろそろ終わりかも。化粧直しの頻度によりますね。

色モチ

食べ飲みしなければ半永久的にウルウルしっとり。

飲食後のモチは特別良くはないです。ふつうに落ちます。

大好物のおにぎりでは相当持っていかれますね。まぁおにぎりはそういうもんです。

いかなるときもリップメイク感を失いたくない方は、下にラスティングリップを仕込んで。

皮膚へのやさしさ

クレドのすごいところは、ビジュアルを極めつつ機能もあるところ。そして香りも決して犠牲にしない。ベースメイクもそうです。

グロスを塗った方が潤います。どんなリップクリームよりも調子が良くなる上、家で鏡を見たときに気分よくなれるので外出しない日も塗っています(贅沢)。

「変な味」や「不思議な原料臭」の心配はご無用。そんな初歩的なところは当然クリアしています。

ローズクォーツとの比較

使いやすい色をお探しの方は1番「ローズクォーツ」と迷う方もいらっしゃるのでは。自分はそうでした。

BAさんに半々ずつ乗せてもらった結果。


1番 ローズクォーツ

チラチラと輝くパール入り、透明感抜群、立体感があり華やか。ピンク味はほんのーり。

→若々しくカジュアルにも似合うカラー。似合う季節は春夏。デニムなど軽さのあるファッションに。唇をぽってり見せたい方におすすめ。

3番 チャーム(購入色)

色味などは上述のとおり。

→通年いけますが秋冬の質感。仕事やフォーマルシーン、オトナのリラックスカジュアルに。厚みのある唇の方がクチビルドーンにならないカラー。


自分は厚みがある方、昔ばっちりマキシマイザーを塗ったら「あんた顔キモチワルイよ」と妹がバッサリ。そういう方はチャームやウォームクリスタルがよろしいかと。

ブルベ?イエベ?

チャームは幅広い肌色に対応していますが、黄味が強い方、濃いブラウンメイクには不自然になるかも。

しっかりイエベの方、オレンジ系チークには2番のウォームクリスタル、光沢メインの1番ローズクォーツの方が合うと思います。

別の日に6番ローズパールをBAさんのおすすめでつけてもらいました。明るめブルベ肌に適しているものの、顔にはまったく似合わず。フェミニンピンクは永久に卒業のようです。

自分的最高の仕上げ方

同時発売の「ルージュアレーブルn」の「1 バンブー(banboo)」との合わせ技が極上。

バンブーはブルベ用といっても過言ではない繊細な青ベージュ。

このふたつを合わせると…

バンブーのクールさとチャームのあたたかみが混じり合い、こっくりとした大人の口元に。

もう、唇最高でどうしよ。ってなります。そりゃあセットでイチマンエンですから…。

荒れずに使えるのはクレドとトムフォードの2択、他を節約してリップに投入。

色モノは最低限しか持ちませんが、リップ&グロスで万越えは贅沢っす。それでもこの仕上がりの美しさを考えたら納得。

パッケージ

文句なしに美しいです。

写真より実物の方が数倍素敵なところが憎い。いつ見てもオーラが半端なくホレボレ。

価格

4,000円(税抜)

コストはどこ吹く風、完成度の追求がクレド先生ですからね。ブレないところが好き。

手持ちグロスはこれ一本のみ。使い終わったら迷わず買いにいきます。

総評

多くを語らず、黙々と至高のお品を送り出すクレドポー。

敷居が高くて踏み出せない方も多いかと。以前の自分もそうでした。

ただ、デパコスで3000円くらいのグロスはたくさんあり。それに1000円を足すとコッチの世界を経験することができます。

重ねワザに使っている「ルージュアレーブルn」はだいぶ高価なので万人におすすめはしませんが。

もしあなたにとってリップメイクが楽しくて、コスメが好きで、クレドポーが気になるなら。

一度このグロスをタッチアップしてみると新しいジブンに出逢えるかも。

クレド初心者さんにもおすすめの逸品ということで、熱く語らせていただきました。

メインのアロマ記事より熱いような。