こんにちは、AEAJ認定アロマテラピーインストラクターのつちです。
今回は、アロマテラピー検定に合格したあとのハナシ。
やった、合格!
喜んだのもつかの間、
で、どうしよう?
こうなる方が多いんです。
今迷っていても大丈夫。
「検定の先」はよく質問を受けますし、自分が受けたときも、あれこれ調べました。
同じように迷っている方のために検定合格後の選択肢をまとめますね。
※日本アロマ環境協会(AEAJ)の検定・資格を受ける前提です
目次
アロマ検定2級に合格
どんな試験でも「合格」の知らせは嬉しいものです。2級は1級よりやさしく、合格率が高いといわれています。
アロマテラピー検定2級に合格したときの知識は、こんな感じ。
- アロマテラピーの初歩知識を習得
- 出題範囲の10種の精油について基本的な知識がある
- 10種の精油の香りを識別できる
”なんとなく香りが好き” だった受験前よりずっと、アロマの知識が深くなっているはず。
ラベンダーやオレンジ・スイート、ティーツリーといった、よく使う精油を中心に10種の精油の特徴を理解しています。
してはいけないこと、気をつけることの見識がつき、歴史的な背景も知っている状態。香りが好きなら、もっと知りたいと思うはず。
プロとして活躍するのはまだ先、ここから力をつけていく段階です。
2級に合格したら?
2級合格後に受けれるのはこの2つ。
- アロマテラピー検定1級
- 環境カオリスタ
セラピストやインストラクターなどの「上位資格」は1級に合格してから。2級は1級を受ける前の腕試しといったところ。
1級は2級をとばして受験でき、実際そうする方が多いです。わたしも1級から受験しました。併願での受験もできます。
アロマ検定1級に合格
1級合格おめでとうございます!本格的なアロマの世界はあとすこし。
アロマテラピー検定1級に合格したときの知識は、こんな感じ。
- アロマテラピーの基礎知識が身についている
- 出題範囲の31種の精油について、基本的な知識がある
- 17種の香りを識別できる
- アロマテラピーを日常に活用できる
- やっていいこと、よくないことを理解している
1級は2級と比べて、対象の精油がぐっと広がります。2級は10種、1級が31種。その差は21種。
フランキンセンスやサンダルウッド、ネロリ、ローズといった、個性あふれるオイルも学び、アロマテラピーの奥深さに触れている段階。
家庭で活かせる知識がじゅうぶん身についています。特に、
これをやったら本当に危ない。
というNGリストを理解しているのが大きなメリット、安全にアロマテラピーを楽しむことができます。
1級に合格したら?
今はプロの一歩手前。
「アロマテラピー関連商品の案内ができる能力」の目安となる「アロマテラピーアドバイザー」とほぼ同等の知識を持っています。
講師として教えたりセラピストとしてトリートメントを行うには、さらなる学びが必要です。
1級合格後の選択肢
- 日常でアロマを楽しむ(試験は1級で終了)
- AEAJの会員になる
- アロマのプロフェッショナルを目指す
それぞれの詳細を説明しますね。
日常でアロマを楽しむ
得た知識で香りのある暮らしを楽しむ。ワクワクしますね。学んだことを日常に活かすのも選択肢のひとつ。
生活にアロマを取り入れたり、目的を持って精油をチョイスできるなど、知識を楽しく使えるように。
特にアロマショップに行ったときの面白さが変わると思います。
AEAJの会員になる
1級、2級合格後にアロマ環境協会(AEAJ)に入会をする方もいます。入会には費用がかかり、さまざまな特典が用意されています。
- 機関誌が届く(年4回)
- 提携店での優待
- 会員限定イベント
入会に条件はなく合格前でも入会できますが、アロマが面白くなってきたこの段階で検討する方が多いようです。
アドバイザー、インストラクター、セラピストなど上位資格をめざす方は入会必須。私はインストラクターを目指す過程で入会しました。
会員になるメリットや費用についてはAEAJの会員になるメリットと優遇の内容は?費用はどれくらい?にまとめています。
アロマのプロを目指す
プロフェッショナルとして活動したい方は、どの資格を目指すかを検討することに。費用や難易度はさまざま、まずはどんな資格があるかご案内。
AEAJで取得できる資格
AEAJで取得できるアロマの資格は全部で5つ。2015年以前からある「本科資格」と2016年に新設された「専科資格」に分かれています。
※アロマテラピー検定は「検定」で「資格」ではありません
本科資格は3つ
- アロマテラピーアドバイザー
- アロマテラピーインストラクター
- アロマセラピスト
専科資格は2つ
- アロマハンドセラピスト
- アロマブレンドデザイナー
自分は5つのうちアドバイザー、インストラクター、ハンドセラピストの3つを取得しました。
それぞれの詳細の前に、必要となる「アドバイザー取得」について説明しますね。
プロを目指すなら…
1級合格後、いきなりインストラクターやブレンドデザイナーは取得できません。アロマテラピーアドバイザー取得が必須条件。
表にまとめると…
合格した検定/資格 | 受験できる検定/資格 |
なし | 1級・2級・環境カオリスタ |
2級 | 1級・環境カオリスタ |
1級 | アロマテラピーアドバイザー |
アロマテラピーアドバイザー | ・アロマテラピーインストラクター ・アロマセラピスト ・アロマハンドセラピスト ・アロマブレンドデザイナー |
AEAJでアロマのプロを目指すなら、1級合格→アロマテラピーアドバイザーは誰もが通る道ということに。
アドバイザーは試験なし。講義を受けて手続きを済ませるだけですが、費用がかかります。
アドバイザーになるための詳細を知りたい方はこちら
アロマテラピーアドバイザーになるための費用と内訳
資格別の難易度・できること
AEAJで取得できる資格は1日で終わるものから、みっちりスクールに通うものまでさまざま。
難易度が高いほど活動できる幅も広くなりますが、どの資格がよいかは人それぞれ。やりたいことにあったものを選ぶとよいと思います。
独学OK?アロマテラピーの資格(AEAJ)の難易度と費用のまとめに5つの上位資格すべての難易度と費用をざっくりまとめています。
この記事のまとめ
- 検定1級に合格すると次の道が開ける
- プロフェッショナルな資格は5つ
- プロフェッショナルを目指すなら「アロマテラピーアドバイザー」が必須 *
*AEAJで資格取得を目指す前提です
1級合格で終わるもよし、その先をめざすもよし。
インストラクターを志したとき、資格=素敵・カッコイイといったイメージを持っていました。
実際にインストラクターとして活動をして思うことは「資格は人の役に立ってはじめて自分も輝ける」ということ。
「インストラクターです」と名乗るだけでは世の中に何も還元されないのです。取ることよりも活かす方が数倍難しいと感じました。
人にどう見られたいかより、社会にどうアプローチしたいかを考えろ~と当時の自分に言いたいです。
インストラクター取得後のすったもんだは【連載】アロマを仕事にで綴っています。
考えた結果、アロマ以外の資格を目指すのもいいと思います!1級取得は決してムダではなく、知識として活きつづけますよ。
ご自身のライフスタイルや予算、目指すところに合わせて考えてみてくださいね。